節約と貯金をしたせいで大損をした話

 我が家の結婚生活も早いもので10年目になるが、旦那と結婚したことでお金に関することで色んな経験をしてきた。アメリカ人と日本人のお金に対する考え方はまったく違うので、お互いに色々なことを学びながら夫婦ともども新しいお金の使い方を日々模索中だ。


ほとんどの結婚生活は私が持ち続けてきた固定観念のせいで節約と貯金をして過ごした。そのお陰でキャッシュで超格安の家を購入するといった幸運な出来事もあった。人がうらやむようなきらびやかな家ではないが、安全なエリアで控えめに住む分には十分の家だ。この自宅のおかげで今まで住宅ローンや家賃を払わずに税金とメンテナンスのみで暮らせている。2012年という住宅価格の底で家が買えたことに感謝だ。

収入が少なくても出ていくのも少なかったので、控えめではあるが貯金をすることにした。それにしても全然増えない。インフレーションでむしろお金の価値がなくなる方がが早くなっているのではという不安も感じた。

そこでようやく3年前に重い腰をあげ投資信託やETFに投資をすることにする。今まで散々周りから投資は危ないとか失敗した話ばかりされていたので、怖いものという妄想が消えずになかなかチャレンジできなかったのだ。


それで投資を始めて数日が過ぎ、投資額の変化に目を疑うことになる。数日で何千円か増えているのだ。こんな世界があるのかと衝撃を受ける。もちろん数千円下がるときもある。でも米国株マーケットは長期的には歴史的にずっとあがり続けている。緊急に必要なお金ではなく長期で置いておくことができるものであれば、増える確率がかなり高く、インフレーションにも対応してくれることを学んだ。

銀行の預金の利率は低いので何十年もたってしまうとインフレーションで物の値段が上がってお金の価値が下がってしまう危険があり、それが実は貯蓄の大きなリスクなのである。




たった3年目であるが、購入額が48725.15ドル(およそ480万円ぐらい)に対して、リターンがなんと14108.96ドル(およそ140万円ぐらい)。

銀行に預けていれば48725.15ドル(480万円ぐらい)からさほど変わらなかったはずの資金がなんと時代にのって62834.11ドル(およそ620万ぐらい)に増えたのだ!


もし結婚したての2010年から11年間毎月500ドル(5万円ぐらい)を仮にリスクが少なく安定していると言われている米国S&P500に投資し続けていたら現在投資額は66000ドル(660万円ぐらい)だが現在は141804.78ドル(1400万円ぐらい)になっていたとうことである。なんと平均の年率が14.74%である!


30代後半で夫婦ともどもお金の力を学び、物事の視野がかわり人生がかわりつつある。結婚当初50円クーポンを毎日ちょきちょきハサミで切るのに情熱を注ぎ、洗剤50円引きでゲットしたなんて喜んでいた貧乏性な私だったが、最近は時間とお金につながる効率性の大切さについても考えさせられている。






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